こんにちは、睡眠改善アドバイザーのヨシダヨウコです。
今日は睡眠障害の中のひとつである「むずむず脚症候群」について取り上げてみました。
「むずむず脚症候群」って?
みなさん「むずむず脚症候群」ってお聞きになったことがありますか?変な名前なので聞いたことがある方も多いかと思います。
正式名称は「レストレスレッグスシンドローム(RLS)」。現在国内では人口の3~4%ほどの人が悩まれていると言われています。さらに問題なのは、この症状に関してははっきりとした原因が分からないことです。
「むずむず脚症候群」はその名の通り、下肢(足の部分)の深部の部分に何とも言えない不快な感じが生じ、じっとしていることが難しく常に足を動かしていないといけなくなるといった症状です。この時の何とも言えない不快感が「虫が足を這うような感じ」とか、「むずむずする」「ひりひりする」「違和感がある」といったようなことからこの名前が付けられています。
この症状は夜の睡眠の中でも<真夜中~明け方4時くらい>までがピークとされています。そのためその時間に深く眠り、本来なら体を休めたいのに、眠れないのは本当に辛いことだと思います。
症状が出やすい方として、
- 高齢者(4~5%)
- 透析中の方
- 末梢神経症
- 尿毒症
- ドーパミン異常
- 遺伝
- 座っていることが多い
- 鉄不足・貧血
- 比較的 女性
などの方が多い傾向があるようです。
では、どうしらいいの?
不眠で悩まれる方にはこのような質問をすることもあります。
「足むずむずしたりしませんか?」
自覚症状としては夜間に脚に違和感を感じて眠れず、日中に耐えがたい眠気に襲われたりします。また抑うつ傾向があるとも言われます。眠りたい時間に眠れないのですから、体も心も疲弊してしまいますよね。
病院ではきちんとした診断の上で「むずむず脚症候群」としての診断がつかないまま、ただ単に「不眠」として判断された場合には睡眠薬の量が増えることもあり、さらに症状が悪化することもありますから、その点はきちんとした見極めが必要かもしれません。
ご自分で対処できる方法としては、
- カフェイン摂取の制限
- 禁煙
- 禁酒
- 寝る前の入浴
- 寝る前のマッサージ
- 軽い運動
- 昼寝の就寝時の変更
こういったことで症状が軽減されるといった報告もあります。普段から取り入れやすこともあります。どうか症状などで気になる方は少しでも日常に取り入れいてみてください。
では、どうぞ今宵もよい眠りを!