おはようございます、不眠で悩む方のための睡眠改善インストラクターのヨシダヨウコです。
3連休です、今朝は少し遅めに起きて朝寝坊を満喫でしょうか?それとも、早めに起きて趣味や用事にお出かけでしょうか?どちらにせよ、気候もよいこの時期は貴重ですね。
睡眠は共有できない
例えば今流行りの(もうブームは過ぎた?)パンケーキ。私も大好きです。お友達と約束して、横浜のあのお店に食べに行こうとします。店内もかわいいインテリアで気分も上がり、焼き上がりに時間がかかっても全然気になりません。そして運ばれてきたお目当てのパンケーキ!「美味しそう!!」一斉にスマホを構え儀式のようにまずは写真。それから一口。「あー、美味しいね。来てよかった。」と。
美味しいものを一緒に食べたもの同士がわかる味や食感の共有、そして、その時間を共にした時間の共有がそこには存在します。
ですが、残念ながら「睡眠」には、この「共有」という感覚が得られません。
隣にパートナーがいても、かわいいペットが寝ていても、ひとりひとりの孤独な作業時間になるのです。
目を閉じ睡眠という時間に引き込まれると、そこはひとりひとりの自由な時間の始まりでもあります。
寝ない自慢は流行りません
昔「24時間戦えますか?」というCMがありました。覚えている方もいらっしゃると思います。寝ないで働く、寝るのは怠け者、寝ない方がかっこいい。そんな風潮でした。確かに今でも「長く寝る=怠惰」というイメージを完全に払しょくできているとは言えません。
では、どうしてそんなイメージのままなのでしょうか。
このあたりのことは経済学者の方などにお聞きするのが本筋かもしれませんが、最近1冊の本を読み始めました。北欧デンマークに関する本です。ご存知の通りデンマークは高度な社会保障制度が存在し、高額な税金を納める国として知られています。ただ、この本には自分らしく生きることこそがベストであり、仕事で我を忘れ、さらに体を壊すなんてありえない!と考えるデンマークの人たちの日常がありました。単にデンマークの人たちが働かないというのではなく、もし、宝くじに当たってこれ以上に働かなくてすむ状況にあったとしても、57%の人が働き続けるという結果が出たそうです。
働くことも大事だけど、ほかも大事という考えなのです。
ワークライフバランス、家庭、自分の生き方など他にも時間を使うためでもあると。(ちなみにその本の中に「日本には『過労死』という言葉があるらしいよ」と驚嘆している部分がありました)
睡眠時間の主役は私!
どんなに●●なことがあっても「寝てしまえば」こっちのものです。だって「睡眠」という扉の向こう側には誰も入ってこれないからです。ダイエット中にもかかわらず、ケーキの誘惑に負けそうな時でも、ひとまずその一口を口に放り込まず眠れたとしたらこっちのものです。美味しいケーキの誘惑は、寝てしまえば追ってくることもありません。
そう、終わりの見えないSNSサーフィンや、続きがどうしても見たくなってしまう韓国ドラマ、それに終わらない仕事も……。寝てしまえばそれ以上手を付けることはありません。
「睡眠」は自分の1日の強制終了ボタンです。
「睡眠時間」をきちんと取る、取らない、これは自分の意志次第ということです。
睡眠時間を確保する、自分の体を休める、守る、明日またバリバリ働けるようにする。それは誰のためでなく、唯一無二の自分のためです。
睡眠の主役はあなたです。あなたの睡眠はあなた以外が主役に決してなれません。
自分を守ってあげられるのは私しかいません。そのことをどうかご自分に投げかけてみてください。
本日も御読みいただきありがとうございました。
ブログは毎週火曜日、金曜日に更新中です。
では、今宵も良い眠りを。
ネムチカことヨシダヨウコでした。
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