ところで「よい睡眠」」ってどういうものなんでしょうか

あくび 子ども 寝る

おはようございます。睡眠改善のアドバイザーのヨシダヨウコです。今日は立冬ですね。空気も本格的に乾燥し始め、マスクをしている方も増えました。のどの乾燥だけでなく、肌、室内などの湿度の調整もお忘れなく。

今日は本当に「良い睡眠」とは何かを考えてみました。

「よい睡眠」「ダメ睡眠」を知る方法

あなたの睡眠はよい睡眠ですか?それともダメ睡眠ですか?

そう聞かれたらあなたは、なんと答えるでしょうか。

Aさん『8時間寝ているから、よい睡眠です。』
Bさん『いつも寝起きがいいので、よい睡眠です。」
Cさん『昨日は遅く帰ってしまって、寝不足なのでダメ睡眠です。』

いかがでしょうか。答え的にはどれも合っています。

なんだ!と言われそうですが、本当の正解は、1日限りのことではなく、どんな睡眠を目指すかです。

Aさんは「8時間寝ているから、よい睡眠」だとおっしゃいました。そう、長さを基準にしています。人間の睡眠推奨時間は年齢によって異なります。そして、個人によってもショートスリーパーと呼ばるような短時間睡眠でOKな人もいれば、相当長い睡眠時間を要する方もいます。

ひとつ目の基準は「睡眠の長さ」です。

適切でご自分にとって、加過不足がない時間をとることです。Aさんにとって十分な睡眠時間であったとしても、Bさんにとって満足がいく睡眠時間とは限りません。そこは最低限の長さを確保するようにしてください。

 

2つめの基準は「睡眠の質」

 

この頃よく耳にするようになった言葉ですが「睡眠の質」とはなんでしょうか?

Bさんの答えがそれを意味します。寝起きがよい、心地よく起きられるということであれば、少なからず「ぐっすり」眠れたということになるのではないでしょうか。「質」ももちろん個人差はありますが、睡眠は手に取って見ることはできません。だから人と比較しにくく、自覚症状で判断することが多くなります。

しかしながらとても多いのが、本当は眠れているのに、ご自分では「眠れていない」と言われる方です。

いつも明け方までなんか寝付けなくて、とおっしゃる方でもクリニックなどで一晩睡眠の状態を計測すると、意外にもぐっすり寝られている方もいらっしゃいます。ご自分では寝れていないとどこかで思い込んでしまわれている方です。

普段の生活で朝起きて、午前中からものすごくだるかったり、眠かったりしているようであれば、それは何か改善の余地がある方かもしれません。

でも、クリニックまで行って病気でもないのに自分の睡眠がどうなっているか計測する方は少数かと思います。私自身は以前はスマホのアプリなどを使ったいましたが、やはり簡易なものでしたから正確さに欠けますし、どこまで信用していいかもわかりませんでしたからあくまでも目安として使ったおりました。その後、今年の春からは睡眠データを計れる活動計をして就寝しています。半年身に着けて思いうのは、やはり思い込みです。例えば朝起きて背中が痛いとします。そんな状況であれば眠りも浅かったのでは?と自分では思いますが、計測数値を見る限り以外にもしっかり深く眠れていたりするものです。

さらにここ数日、新しい睡眠計測を自宅で行っています。こちらはベッドに敷く計測器で、かなり細かな点もわかるようです。このデータのことや機器についてはまたの機会にお話しできればと思いますが、このように睡眠も徐々に一般的に可視化される日が近づいてきているように思えます。

 

「寝だめはできる?」

 

最後の3つめは「寝だめができるか」「できないか」がポイントになります。

そう「寝だめはできません」。したい気持ちはよくわかりますし、休日それこそ夕方まで寝たいだけ寝てやる!という気分になることもあるでしょう。(私自身も学生時代ではありますが、20時間寝ていて死んだのかと思われたこともあります)

「寝だめ」はしたくてもしない。これが3つ目の「睡眠のリズム」です。

できるだけ睡眠は規則的にとること、毎朝同じ時間に起きる、毎晩同じ時間に寝る、夜の主睡眠を長くとるなど、体内時計を狂わせない方法が良しとされます。人間の体内時計は24時間より少しだけ長めに設定されています。そのため毎日リセットして暮らしています。ですがリセット機能がある太陽の光も浴びず、寝たいだけ遅寝したり、不規則に寝たり起きたりを繰り返したりすれば、体内時計は乱れ、体の修復や育成にも影響が出始めます。
睡眠改善のために「生活リズム」を取り戻してください。とういうのはそのためでもあります。

「睡眠の長さ」「睡眠の質」「睡眠のリズム」どれが欠けて成り立ちません

3つの要素をご案内してきました。

時間は、とにかく長く寝ればいいという訳ではありません。
質を妨げる光や音などの環境の見直しは、とても有効で効果があります。
そして、自分の生活リズムをうまく刻めていると、なにより機嫌よく、さらに判断力が上がり、効率面も伸びてきます。(←これとっても大事です)
そのように「良い睡眠」にはこの3つの要素があることを覚えていただけるとうれしいです。

本日も御読みいただきありがとうございます。

睡眠でお困りのことがありましたら、お気軽にお問合せください。

初回のカウンセリングは無料でさせていただいております。

では、今宵も良い眠りを!

ネムチカでした。

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プロフィール

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ヨシダヨウコ

寝具店の娘として生まれる。数年前の母の介護生活から睡眠の重要性を再認識し、25年勤務した出版社で得た編集、営業、企画開発の経験から、漢方、発酵食(発酵食大学受講)、アロマ(AEAJ)、入浴方法(無添加自然派石けん、眠れるための入浴剤は自作研究)、リラクゼーションヘッドスパなどを取り入れ、日々「心地よく眠る方法」を探求しながら各方面へ発信中。各世代に必要な眠りと心地良さをお届けしたいという思いで活動をしています。

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