【睡眠改善インストラクターが伝える】テレワークで注意すべき点①

こんにちは。

ココロとカラダを整える快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。

今年もあと2週間程度ですね。「早い!」その言葉が次に出てきませんか?

今年が始まった当時は、日本ではコロナの「コ」の字もなく過ごしていました。しかし2月、3月と急激にその波は私たちの生活を一変させていきましました。

未知のウイルスは不安をあおり、町中のマスクを枯渇させ、消毒液らしきものも棚という棚からきれいになくしていきました。

消えたものはモノだけではなく、公園にいた子どもたちや、大人を通勤電車から消しました。

「家から出ないで

「人と会わないで

こんな日が来るなんて思ってもみませんでした。

私自身は、この時期ちょうど「眠りのチカラ」を執筆中で、正直あまりテレビなども見ず、自主的(!?)に家におり、ずーっとパソコンの前にいる事が多く、自粛生活が自然に行われていたようです。

これは一時のこと。しばらく我慢すれば元の日常に戻るのかと思っていましたが、世界中で第3波や、拡大傾向が収まらなくてまた、ロックダウンを行う国も増えてきています。そうなると、これはもう一過性の問題ではなく、今後もこのような形の生活様式は続くと考えた方がいいということですね。

キチンと生活様式を見直す必要が出てきます。

今年の流行りものが先日発表されていましたが、あつ森とか、ウーバー、それにテレビ会議システムなど。とにかく、家の中にこもることが前提商品がヒットしていました。

家の中にいると何が困るのか

家の中にいると何が困るのか?

今までの生活と何が違うのか?

まずは「体内時計」の乱れです。

私たち人間の一番大元のマスタークロックは、24時間とほんの少しずれた時間で動いています。そのズレをそのままにして、全く外の様子がわからない洞窟のようなところで毎日すごせば、いつしかその数十分はどんどん後退していき、やがて昼夜が逆転してしまうでしょう。それがもっと進むと、やがて一周まわってくることになります。

ですが社会的ルールの中では、ずれたままにしておくことは難しいですよね。このズレを毎日、自分が修正しなくてもリセットしてくれるのが、「朝の光」です。

この光を目から受け脳の視交叉上核という部分で感知します。

ここにマスタークロックが存在します。

ただ、今までは通勤、通学は自分の足で駅まで行く、自転車、自動車で目的地まで移動していたのに、今や職場はご飯を食べていたダイニングテーブルや、自室だとすれば、歩いても数十歩です。これでは”日に当たる”ことはできません。

朝が来たよー!と、知らせてくれないと、当然、夜の眠気スイッチも入りませんから、夜の眠りもズルズルしてきます。

まずは、どんな朝でも(たとえ曇っていても)まずは日の光を浴びる。

同じ時間がベスト!

それも、平日も休日も同じ時刻に起きます。

特に家にいると、その辺の時間もまちまちになりがちです。

寝る時間よりも、大事なのは「起きる時間」です。

ひとり暮らしの社員さんのメンタル疾患が増えたというのも、この辺に問題がある場合が考えられなくもありません。

ものすごく簡単なようですが、もっとも大事なことです。

・平日、休日問わず同じ時間に起きる

・朝起きたら日の光を浴びる(最低でも9時までに)

・曇りでもOK

・外に出れない時は窓辺で朝食でもOK

まずは、自分の時計を正確にしておくことです。

冬場は日照時間も短くなるため、それだけで神経伝達物質のセロトニンの分泌量が減り「冬季うつ」を発症することもあります。毎日のお日様は作物を育てるだけでなく、人間や生物ものココロも育てくれます。

テレワーク中の人は、一日のスケジュールをご自分で決めていると思います。この時間だけは必ず働くコアタイム以外に、夜遅くまでパソコンのモニターを見ていることで、眠くなる物質のメラトニンが抑制されてしまいます。せっかく朝きちんと起きて、体内リズムをつくってもそれでは、大事な休息の質が悪くなります。

今後は働く人が自ら時間の調整をすることが求められるようになります。

会社に何時に来て、何時までいる。

その間に仕事を終える。といよりは、週に何回かは出社してもあとの数日はテレワークとして、自己管理で行う。つまり時間帯も、時間管理もすべて自分のコントール次第ということになります。遅くまで働くことも必要な時もありますが、あと何十年も使う自分のカラダや脳をどう休ませ、どう効率的に使うのは、自分次第だということになります。

「テレワークの注意すべき点」は何回かに分けてお伝えします。

では、今宵も良い眠りを。

 

テレワーク中の最適な時間の使い方などのセミナーを行っています。

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プロフィール

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ヨシダヨウコ

寝具店の娘として生まれる。数年前の母の介護生活から睡眠の重要性を再認識し、25年勤務した出版社で得た編集、営業、企画開発の経験から、漢方、発酵食(発酵食大学受講)、アロマ(AEAJ)、入浴方法(無添加自然派石けん、眠れるための入浴剤は自作研究)、リラクゼーションヘッドスパなどを取り入れ、日々「心地よく眠る方法」を探求しながら各方面へ発信中。各世代に必要な眠りと心地良さをお届けしたいという思いで活動をしています。

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