こんにちは、ネムチカです。
いくら気温の高い日があるとはいえ、朝晩はすっかり秋ぽくなってきましたね。空気も少し乾燥して、なにより日が暮れるのが早くなりました。
秋の感じ方は人それぞれだとは思いますが、私はとにかくこの時期に「髪」が抜けます。シャンプーの時に毎回びくびくしてしまうくらい…こんなに抜けて大丈夫なのかと。
同じような方いらっしゃいますか?
漢方では血の余り?
漢方の世界では「髪」は「血余」と言われます。字の通り、血の余りに位置します。腎(人体の生命活動に必要な基本物質、精気を貯蔵するところ)が健全で充実していれば髪のツヤ、コシ、ハリはよく、量も多いとされます。ですが、反対に腎の力が衰えると白髪、抜け毛、が増え、髪も細くなり、コシ、ツヤがなくなるとされています。そう考えれば、20歳そこそこで前髪が白髪になったのも納得できます(詳しくは「ネムチカの睡眠事情(1)「なぜ前髪が白いのか」」)。寝ずに働き続け、全くバランスの悪い食事を、不規則に食べていたのですから…。血すら満足でなく、さらに髪にまで栄養が行きわたるはずはないですよね。。
夏場は太陽の紫外線を髪は直接浴びてしまうことから、髪だけでなく、頭皮もダメージを受けています。秋はそんなダメージを受けた髪と頭皮を労わる時期にあたります。
以前私自身ヘッドスパを学んでおりましたので、ご希望の方にはカウンセリングと一緒に頭皮の硬さをほぐし、血行を良くすることで、睡眠の質を改善できるのではないか思っております。頭を揉んでもらう気持ちよさは格別です。自分で自分に施術したいところですが、手の向きが逆になりなかなかうまくできないのが、とても残念です。ご希望の方がいらっしゃいましたらご遠慮なく、お問合せください。
腎を少しでもダメージから回復させるためには、黒ゴマ、黒豆、くるみ、山芋、シナモンなどがいいとされます。黒の食材は「腎」の働きを助けてくれます。冬にかけてとても大事な食べ物です。毎日くるみは欠かしませんが、これからは黒豆を黒砂糖で煮て、おやつでも作ろうかと思っています。
「腎」の働きを保つことはアンチエイジングにもつながります。若々しく保つためにはこの機能をしっかり保つことで、見た目のみならず、自分の体の中の生命力、免疫力を維持していくという考え方です。歳をとればそれだけいろいろな機能の低下は起こります。そこを自分で何が足りていないかを注意して、自分に問いかけてみてはいかがしょうか?
成長ホルモンは睡眠の最初の頃に多く分泌されます。また人間の体の修復や細胞の入れ替えは「睡眠時間」に多くは行われます。寝ない徹夜の日が続けば、体の内部では掃除が滞り、新しいものに入れ替えできず、不具合がおきるのです。髪は末端でもありますし、痛みも感じません。だからこそ髪はその人のバロメーターにもなり得るのではないでしょうか。
本日も御読みいただきありがとうございました。
今宵もよい眠りを!
ネムチカでした。
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