こんにちは、ネムチカです。
ところでみなさんは、ご自身で車の運転をされますか?
運転中に前の車と十分な車間距離をとっていたと思っていたのに、気が付くと寸でのところに相手のテールランプ!ヒヤッとしての急ブレーキ。こんな経験はありませんでしょうか。そんな事はどうして起こってしまうのでしょうか。「違うことを考えていた」「ボーっとしていた」「音楽に気をとられていた」など理由はそれぞれありますが、「眠気に襲われて」という方もいます。
一瞬の眠気で瞬間的に覚えていない、そんな眠気でブレーキは大事故につながりかねません。
眠気と事故
睡眠不足による注意力散漫、さらに疲労からくる疾患などで自動車などの運転中に事故を引き起こす例が後を絶ちません。
何故、睡眠不足は事故を引き起こすのでしょうか?ひとつは従来必要としている睡眠時間に足りておらず、寝不足からくる眠気により事故を引き起こすケース。また、睡眠不足による「判断力」の低下です。
寝不足が長期間でなくても数週間続いた程度で集中力は、徹夜をしたと同じくらいまでのレベルまで落ちるという研究結果もあり、慢性的に眠気を感じている場合は、このような状況を引き起こしやすくなります。
自分でも気が付かない睡眠不足は「睡眠負債」の状況が考えられます。
事故を起こしやすい時間帯
では、事故が起きやすい時間帯というのもあるのでしょうか?
いくつかの統計によれば大事故が起きやすい時間帯は「明け方2~4時頃」「日中の14~16時頃」とされています。
これは睡眠不足ではなくても、人間にある概日リズム(体内時計)が関連しているため、この前後の時間にはあらがいようのない眠気が襲ってきます。さらにそこに睡眠負債の日々であれば、危険度は一気に高まるわけです。
データで見ると重大な(つまり死傷事故など)事故につながる場合は、この時間が多いことを示しています。居眠り事故、ブレーキの判断ミスなど、普段感じるウトウトしたい時間に関連して起きていることがわかります。
大事故がおきる前には瞬間的に意識が飛ぶような感じ(マイクロスリープ)が何回かあることが多いようです。普通の生活でも会議中や電車の中でも瞬間的に寝てしまう寝落ちの状態です。
『ハッ!!』として自分で気づく場合が事故寸前だとすれば、この時点で休息を取ることが何よりも不可欠になります。生物のリズムとして事故の起きやすい時間帯に運転をする方は、ご自分の危険状態などを把握した上で、少しでも「おかしいな???」と思ったら路肩に停車して休息してください。目的地まであと少しだから頑張ろう、時間がないから先を急ごうなどと思わず命を守るためにも、どうかほんの少し安全な場所で目を閉じ休むだけで、危険が回避できます。
でも1番はそんなギリギリの時に休むのではなく、その時間を避け、できるだけ前に休息をとることが大事になります。
『たかが睡眠、されど睡眠』です。
どうか睡眠不足で事故を起こさないようにしてください。
どうぞ今宵も良い眠りを!
ネムチカでした。
追伸:この12月並みの寒さ(実家ではストーブがついていました)の中で、昨晩は「蚊」が耳元で飛び、何度も起こされました。。。蚊も必死なんでしょうね。
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