【質問】休日前夜に遅く就寝したら、翌日は遅く起きてもいいですか?

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こんにちは。マイナス1歳~88歳までの睡眠をサポートする快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。

先日このようなご質問をいただきました。「翌日が休みの日の前夜、夜更かしをしてしまいがちです。睡眠時間を確保するためには、翌日ゆっくり起床してもいいですよね?」という感じの内容です。

「適正な(自分にあった)睡眠時間を確保する」

これはとても大事なことです。

ただ、もうひとつ大事なことは、「起床時間をずらさない」ということです。

いつも起きている時間より大幅に遅く起きることを、一般的には寝だめと言ったりします。

この寝だめは、いいようで悪い感じです。

あまりに睡眠時間がいつも少ない人にとっては、少しでも補給(もしくは睡眠負債返済)にするのもアリかと思いますが、足らないからといって昼まで眠る、もしくは夕方までの眠ってしまう。なんていう場合は完全に社会的時差ボケを引き起こしてしまうでしょう。

質問の答えは「No!」

遅く寝たら、遅く起きる。

これを繰り返しているとカラダの体内時計は崩れていく一方です。

人は時間を遅らせて眠ることは楽ですが、早く眠りにつくことは苦手です。(高齢者の方は少し違ってきますが)

そのため、働き盛り世代の方は「明日は早起きしなくていい!」と思うと、楽しみにしていた宴会や動画、おしゃべりなど時間を忘れてどんどん遅くなっていきがちです。(私も会社員の時はそうでした)

適正睡眠時間 VS 体内時計キープ

この図式になります。

正直言えば、どちらも大事。

ベストな答えは、「早く寝て、いつもと同じ時間に起床」です。

これが一番です。何より自分のカラダに一番優しいからです。

そうはいっても、1週間の頑張った自分へのご褒美もあるし、目覚まし時計で起きたくない!そう思うのは当然ですよね。

ですから、そこは両方のいいとこ取りをして、休日はどんなに遅くても「プラス2時間までの寝坊」にしてください。昼起き、夕方起きはNG。

いつも朝6時起床なら、8時まで。7時起床なら9時までには起きる。これくらいが許容範囲と言えるでしょう。

それでも足りない! という方は普段の生活を見直して、平日の睡眠時間を少しでもとれるようにタイムスケジュール確認してみてほしいのです。

体内時計のズレは翌日とかにすぐ直るものではありません。数日後までぼんやりが続きます。ですから、ズラさないことに越したことはありません。パフォーマンスが自分で落ちていることすら気が付かない場合もあるでしょう。

ご自分の体調は自分で管理するしかありません。

特に免疫力が必要な時期です。風邪やインフルエンザなどを遠ざけるためにもしっかり眠って、リズムを崩さないようにしてくださいね。

では、今宵も良い眠りを。

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プロフィール

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ヨシダヨウコ

寝具店の娘として生まれる。数年前の母の介護生活から睡眠の重要性を再認識し、25年勤務した出版社で得た編集、営業、企画開発の経験から、漢方、発酵食(発酵食大学受講)、アロマ(AEAJ)、入浴方法(無添加自然派石けん、眠れるための入浴剤は自作研究)、リラクゼーションヘッドスパなどを取り入れ、日々「心地よく眠る方法」を探求しながら各方面へ発信中。各世代に必要な眠りと心地良さをお届けしたいという思いで活動をしています。

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