ココロとカラダを例える快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
毎週金曜日にブログを更新していますが、いつも今週はどんな1週間だったかな⁉と、プチ振り返りをしたりしながら書いています。
今週は高速バスに乗って、中学校のみなさんに「睡眠」の話をしに行きました。
自分のはるかかなたのような中学時代を思い出しつつ、何が楽しくて、何が辛く嫌だったのかなども考えながら、伝えた内容を決めました。
中学の時は、学校や先生、それとクラスメート、家族などとのつながりや、そこで起きる人間関係や環境問題が悩みの種になることが多かったような気がします。
子どもでも大人でも、悩みは悩みです。
それが子どもだから軽いとか、大したことないなんてことはありません。
その時点でその人の悩みは、その人のココロの中で重く、苦しいことになっていれば、それだけでも重要な解決すべき問題になります。
人はそれぞれ悩み方や、その問題のへの受け止め方は確かに違います。
あまり些細なことを気にしない人もいますし、自分だけではなく、人のことも気にして配慮してしまう人、さらにはすべてに敏感に共感してしてしまう人もいます。
感じ方もそれぞれですが、悩み方もまた人それぞれです。
悩みはいつどんな時にあらわれるのでしょうか?
就寝前は、悩みが芽を出す?
夕食も終わり、お風呂に入る。
湯ぶねにつかりながら、なんとなくお風呂場の天井を見ていると、なにげなく今日言われたひとことが気になり始める。
「あー、あそこで言い返さなければ良かった」
「あー、何であんなこと言うのかしら?」
気になっていたことがだんだんグルグル頭の中で、自分の問いかけでいっぱいになってくる。
夜が更けてもそのグルグルは消えない以上に、さらに大きくなる。
そんな時はどうしますか?
無理矢理なにか違うことをして、気を紛らわせますか?
お酒を飲みますか?
こういった時に
「寝てしまう」のもひとつの方法です。
今日あったことの整理は、自分の脳が睡眠中にしてくれるからです。
自分ひとりであれこれ「今」悩んでも解決できないことは、寝て自分の頭の整理する能力に託してみてはどうでしょうか。
「明日の朝には、いい結論くださいね」くらいの気持ちでさっさと寝てしまう。
そうすると、あら不思議。意外にも、朝すっきりとすることもあります。
相手があることであれば、ここは自らサクッとと謝ろうとか、気になることがあれば、聞いてみようとか。
何かしら答えが出てくる場合があります。
私はこれを、睡眠の「パン焼き器」効果と呼んでいます。
夜眠る前に、自動パン焼き器の中に材料をセットします。朝にはいい香りとともにホカホカのパンが焼きあがっている感じです。
モンモンとベッドに入って悩む時も同じです。
考えをまとめることは、睡眠中の脳にまかせて、サッサと寝てしまいましょう。
コロナ対策で世界から注目された台湾のデジタル担当大臣のオードリータン氏も同じような事を言っていました。
「問題を考えながら眠り、起きた時には答えが出ている」
では、今宵も良い眠りを。
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