おはようございます。
快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
就寝中に怖いって思った経験ありますか?
私はあります。
それは「金縛り」でした。
熟睡して朝すっきり起きたいのは、全世界共通の願いのような気もしますが、
反対に寝なければ起きないことのひとつに「金縛り」がありますよね。
皆さんご経験ありますか?
あれ、ほんとに怖いですよね。
今までに2回くらいだと思いますが、
声は出ないし、体は動かない。
でも、誰か人の気配もするし、その時の私は両足首を誰かがつかんで、
下へ(でもそこは壁)に引きずり降ろそうとしていました!
今、思い出しても怖すぎる。
でも、金縛りってなんなんでしょうか?
幽霊や妖怪なんかの仕業なんでしょうか。
いえいえ、ちゃんとそこは解明されています。
だから、金縛りの状況すら作り上げることもできるそうです。
先日、伺った江戸川大学の福田先生の授業では、
この金縛りについて話をしていただきました。
金縛りは特に疲れていたり、心的なストレスを感じている時や、
さらに生活のリズムが乱れている時に起きやすくなります。
通常睡眠はノンレム睡眠から始まるのですが、
それがレム睡眠から始まると、覚醒の直後でもあるため意識が鮮明で、
なおかつレム睡眠の特性でもある筋弛緩が起きていることで、
「頭はっきり体動かず!」の状態が予期せず、できあがるのです。
一分から数分が限度なこの状態も、
当事者からすれば、永遠に続く恐怖の連続のようで、
その何十倍も長く感じます。
リアルに光や人が見えたといいますが、
実際実験で、この状態にある人の瞼を見てみると、
しっかり目をつぶっているそうです。
映像は自分の脳が作り出したもの。
リアルなのは、脳が活発に活動しているためです。
んー、
金縛りは自分で作りだしているのなら、怖いものではないと、
理解できればいいのかもしれません。
でも頻繁に起きてほしくはないですね。
金縛り=睡眠麻痺の状態は、
ほぼ4割の人が体験しているんですって。
でも金縛りという状態は、人種に関係なくおきるのに、
共通の言葉がないとの事。
だからの日本では金縛りとして、霊や妖怪、幽体離脱はたまた座敷童の仕業になったり、
アメリカ(北米)では、宇宙人に連れ去られて記憶を消された人が大勢いるいる事になったり、
中国語では「鬼圧床」と書いて鬼の仕業かなんかになったり。。。
睡眠ってまだまだ解明されていないことも多く、
これからも多くの研究者の方が、
日夜、日も射さず、音も聞こえない実験室で、脳波計付けて
研究されたことが、ひとつひとつ世に出てくるんです。
(金縛りに関して、もっとお知りになりたい方は、
「福田一彦先生、金縛り」で検索してみてください。)
今夜も金縛りになりたくない人は、生活リズムを崩さず
おおらかな気持ちで、おやすみになってください。
では、今宵も良い眠りを!
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