生活の中の当たり前の大切さ

ある朝、園児たちの散歩に出会した時のこと。

横断歩道を渡るため、しっかりと手を繋いだ子にひとこと。

「ちゃんと歩いてくれてありがとう」

2、3歳と思われる子に保育士の先生がかけた言葉。

ちゃんと歩く

そう、横断歩道の信号が青に変わって、その信号が赤に切り替わらないうちに、ちゃんと自分の足で歩いて渡り切る。

そこで保育士さんが、その子に声をかけたのだ。

なんでも当たり前ではない

自分のチカラで横断歩道を渡り切るなんて、日常毎日のようにしていることも、実は大変な事だったりする。

この子にとっては歩幅のこともあり、距離が長く時間内に渡りきる難しさ、高齢になり足が弱り早く歩けず難しくなることもある。さらには足や腰を痛めたりすれば、歩行すること自体が難しくなる時だってあるでしょう。

何が言いたいかと言えば「普通」はないと言うこと。

当たり前はないという事。

例え昨日まで簡単に出来ていたことも、ふとしたことで出来なくなることもあります。

昨晩までしっかり眠れていたのに、何故か今夜は眠れない。それだけで不安になります。

その不安は次の夜に「また、眠れないのでは?」という思いを連れてきて、ココロをいっぱいにしてしまうことも。

人は毎日同じように生きることを退屈と捉えるかもしれませんが、同じように生きるのは実は奇跡みたいな事かもしれません。

寒くなり数々の訃報に触れるたびに同じように感じます。

いつもと同じようにできる、いつもと同じように生きられる確約は誰もありません。

だからこそ、この時間を大事にして今日も過ごそと、あの保育士さん声がけにふと背中を押された一コマでした。

どうかみなさんも、しっかり眠ってココロもカラダも充足させて、好きな事、やりたい事に全力で取り組める日にしてくださいね。

では、今宵も良い眠りを。

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プロフィール

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ヨシダヨウコ

寝具店の娘として生まれる。数年前の母の介護生活から睡眠の重要性を再認識し、25年勤務した出版社で得た編集、営業、企画開発の経験から、漢方、発酵食(発酵食大学受講)、アロマ(AEAJ)、入浴方法(無添加自然派石けん、眠れるための入浴剤は自作研究)、リラクゼーションヘッドスパなどを取り入れ、日々「心地よく眠る方法」を探求しながら各方面へ発信中。各世代に必要な眠りと心地良さをお届けしたいという思いで活動をしています。

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