こんばんは。
快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
明日で8月も終わりますね。
子どもたちは新学期を迎え、
夏休みとの生活リズムの差に少し慣れるまでは調整の日々が続くでしょうね。
「学校行かなーい!」とか、
絶叫されても、
はい、そうですね。
とは言いにくい。
できるだけ、この週末は学校に行くつもりの時間に起きて、
朝食をとった方がリズムを作りやすくなるはずです。
朝ごはんと朝日はセットですから、
目覚めたらどちらも行なってください。
起きたら、
しっかり食べてカラダのスイッチを入れる。
朝日にあたる。
これで、自分の中の時差ボケを解消します。
さて、学校行きたいなーい。
会社、行きたくなーい。
寝ていたい!!
ずーっと寝ていたい!!
で、このタイトルの数字です。
なんの数でしょうか?
察しのいい方はピンときたはず。
そう、「連続起床時間」
ずーっと起きていた時間です。
ランディ・ガードナー
1964年(米)
264時間12分
約11日間
50年以上の前のデータですが、
これには理由があって、
今時では、こんな過酷な実験を人で行うことが人権尊重に抵触するということで、
これが最後になったようです。
11日間起き続けると人はどうなるのか?
1日、2日くらいは徹夜をしたことがある方もいるでしょうが、
どう考えても11日 は未知の世界です。
まず最初の感情というか、
感覚の変化は「疲労」だそうです。
確かにこれは想像がつきますよね。
寝ていない訳ですか、
疲労の回復ができない。
蓄積していく一方です。
さらに不安、いらだちと続きます。
感情の起伏が激しくなり、
不安な時は消極的でも、
一旦反対に振れると、
今度は怒りに転じる。
すべては脳の働きが正常でないためですよね。
そして、
さらに進むとどうなるのか。
幻聴、幻覚が現れるようです。
見えないものが見え、
聞こえないものが聞こえる。
制御不能のマシンのように、
脳が暴走してしまう。。
人は寝ないままでいると死にいたります。
「11日寝なくても平気なら、
3日くらい起きて仕事してても、
何の問題もない!」と、思った方もいるかもしれませんが、
ガードナーさんがこの後何の影響もなかったのか、
その辺はわかりませんが、
睡眠を取らなということは、
ダメージの修復ができず、代謝もできす、
成長もできないということになります。
それを考えると怖くないですか?
かくゆう私自身も寝なかった記録としては、
2週間、約14日間で10時間というのがあります。
もう、30年ぐらい前ですけどね。
決してガードナーさんに張り合うつもりはありませんし、
張り合いたくもなかったです。
締め切り前でとにかく終わらせないといけない!
それだけで進んでました。
締め切りの日、バイク便に原稿を渡したら、
目が霞み、その場で倒れて寝てました。
周りのメンバーも倒れてて、
大丈夫?とかの言葉もない!
その後は、前髪が真っ白になりましたけどね。
免疫のシステムか何かがきっと私のカラダの中で働かなくなったんでしょうね。
若くてもカラダは壊れる。
ココロも壊れる。
睡眠不足の一番怖いところは、
自分で気がつかないところ。
無理するな、
とか言われても本人は聞こえない。
だから怖い。
そんな無理して、
無理して
大丈夫、大丈夫と言ってる人がいたら、
強制的に休ませるか、
何度も何度も言うかしてあげてくださいね。
その前にシステムの変更も必要ですが、
本人壊れたらなにもなりませんからね。
では、今宵も良い眠りを。