気持ちが落ち着かない夜のための対処法

ココロとカラダを整える快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。

 

今年は桜の開花が早く、あっという間に咲いて気がついた時には散っていました。その速度はチューリップもツツジも追随して、バラの季節も堪能できないまま、すっかり道端には紫陽花が咲き始めてしまいました。梅雨もカウントダウン。

こうやってどんどん季節に追い立ててられて、ふと「なんだか何もしていない」「何かしないとな」「やる気もないし、ただだるい」「気分的に上がらない」など、上向きにならない気持ちを抱えた方も多いようです。

 

特に梅雨時期は気分も滅入りがちになります。

雨も多く、外で何かするよりは家にいる機会も増え、どうしても籠もりがちなせいで、活動量も減りますからね。

 

昼間の活動量が減るとどうしても夜間の睡眠に影響が出てきます。日中どんな過ごし方をしたのか、人とコミュニケーションしたり、足を動かしたり、アウトプットとインプットを繰り返したり、とにかく心身ともに充実した1日を送ることで「良い睡眠」が自ずと得られることは間違いありません。

でも、家にじっとしていたり、不安な気持ちで動けないままでいるとどうしても、夜間にぐっすり眠ることが難しくなってきます。

そこで、夜に「気分が晴れない」「不安なことばかり考えてしまう」そんな時に試して欲しいことを3つご提案します。

 

1、お風呂に入る

この場合はシャワーではなく、湯船に入る方が良いでしょう。

夏のなるとシャワーで済ませる方も多くなりますが、湯船に入ることで様々なうれしい効果があります。その中でも不安な気持ちへの対処法としては、「リラックス効果」です。

 

お風呂はできるだけ首まで浸かるような全身浴がオススメです(心臓などに疾患をお持ちの方は無理しないでください)。カラダ全体に水圧がかかるのと同時に、浮力によりカラダからチカラが抜け、フワッと浮いた感じは自然に入っていたリキミのようなものを取り除いてくれます。

 

自分ではチカラを入れていると感じていなくても、浮力による効果でそれを気づかせてくれます。「あー、今自分はチカラが抜けているな」と感じて、その状態だけに気持ちを向けるとさらに効果的です。

 

2、スマホと距離をおく

眠る1時間前くらいからはスマホを手放すのは、今やどこでも言われるようになりましたが、これはブルーライトの問題が前提となっていました。

でも、不安な時のスマホとの距離は、日々の生活の中で全体的にスマホやテレビなどの情報源と少し距離をとることを考えてみてください。

 

日々、情報が絶え間なく耳から目から入る状態を少しセーブして欲しいのです。

不安な気持ちの中にいるからこそ、少し自分のココロの整理が必要になります。たくさんの必要か不要かわからない情報の渦の中ではなく、あえて情報をセーブして、あれもこれもというふうに、気持ちをたくさんのところに使うのではなく、できるだけポイントを絞って集中して過ごすようにします。

 

これは脳を疲労させないためです。

 

3、紙に書く

まずは紙と筆記用具を用意します。

ココロに思うことをとにかく全部書いていきましょう。

ルールはありません。嫌な感情、不安に思うことなど、とにかく全部を紙の上に吐き出してしまいます。

 

できればパソコンやスマホではなく、手を動かして書いてみてください。

自分のココロに浮かぶ言葉を、そのまま写しとるには、パソコンやスマホではなくて、手の方が早く動かすことができます。

 

誰かに見せるものではありませんから、文章的におかしくてもいいんです。

ただ気持ちを空っぽにするために、その気持ちを紙に置き換える作業です。

そうすると、不思議とモヤモヤしていた気持ちは薄れていくはずです。

 

コロナ禍は私たちの生活をずいぶん変えました。

以前の生活のようにできないことも多く、また将来の見えない状態や感染への不安などいくつもが重なり、どんな人でも気持ちにモヤっとしたものを抱えているはずです。だからこそその気持ちに蓋をせず、時には人に打ち明けたり、今回お伝えした方法で少しでも楽になっていただけると嬉しいです。

 

そうすれば、自然と良い眠りもついてくるでしょう。

では、今宵も良い眠りを。

 

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プロフィール

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ヨシダヨウコ

寝具店の娘として生まれる。数年前の母の介護生活から睡眠の重要性を再認識し、25年勤務した出版社で得た編集、営業、企画開発の経験から、漢方、発酵食(発酵食大学受講)、アロマ(AEAJ)、入浴方法(無添加自然派石けん、眠れるための入浴剤は自作研究)、リラクゼーションヘッドスパなどを取り入れ、日々「心地よく眠る方法」を探求しながら各方面へ発信中。各世代に必要な眠りと心地良さをお届けしたいという思いで活動をしています。

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