こんにちは。
ココロとカラダを整える快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
昨日、気象庁が異例の会見を行いました。
内容は「台風10号への備え」です。
先日9号が行き過ぎたばかりですが、この週末には特別警報級ともいわれる台風への備えを4日中には行ってほしいという内容でした。
日本近海の海水温度が30℃ほどあり、台風自体がまだまだ大きくなることをが予想されています。
915ヘクトパスカルもの巨大台風が来るわけですが、注意といっても人のできることには限りがあります。
でも、この週末は沖縄、九州、四国、近畿以外でも、暖かい空気が日本列島あちこちで気象の変化をもたらしますから、できるだけ備えはしておいて損はないでしょう。
昨年は首都圏に直撃の時がありましたが、その日の騒ぎをを思い出します。
昨年のその日は大きなイベントの開校式で参加していましたが、夜には上陸の情報もあり、みなさん普段買わないようなものが一斉に売れていました。
ちょうど近くに東急ハンズがあり、立ち寄りましたが「棚が空っぽ」でした。
懐中電灯的なものを探してみたのですが、ほとんどなく、最終的に頭につけるライトを購入しました。
その他、電池もなく、非常食的なものもほとんどない売場でした。
その時感じたのは「普段からの備えは、やっぱり必要」だということです。
当たり前の事って、どうしても後回しになったり、耳スルーしてしまう傾向があります。
「睡眠が大事」っていっても同じように、ハイハイってこともあります。
でもこれだけ災害の多い国になった以上、ある程度自分の身を守る手立ては考えておく必要があります。
災害は寝ている時もやってくる
災害に時間は関係ありません。
夜間寝ている時も起きます。
日中、明るい時以上に夜間の方が何倍も大変です。
そのためにも自分の寝ている場所の安全確保を、まず整えましょう。
地震、台風、大雨の対処に関して全部が同じではありませんが、まず大事なことは
1.避難する導線の確保
2.自分自身が怪我をしないこと
だと考えています。
1.非難する導線の確保ですが、
普段から寝床回りには、不要なものは排除しておく方がいいでしょう。
夜間は暗く、さらに起き抜けにボーっとしている時につまづいて転倒するリスクがあります。
特に災害時には「停電」を想定しておく必要があります。
私たちの生活の中で、今や真っ暗の生活はあまりありません。
外のネオンや街灯の灯りで、家の中すら明るいこともあるくらいです。
そのため、ふいに真っ暗になり、慌てて懐中電灯やロウソクをとりにいこうとして、ぶつかったり、転んだりすることもあります。
とにかく自分のいつも導線としているところには、余計なものは直置きしないことです。
次の導線確保として「天井からの落下物」の警戒です。
寝室にタンスを置いている家はとても多いと思いますが、その上に何か乗せていたりしますか?
季節ごとに入れ替える用の衣類ケースとか、お客さん用の羽毛ふとん、さらに子どものいらなくなったおもちゃなど、手に届かない部分だけにさまざまなものが乗っているケースがあります。
地震の時や洪水時は、その大きなタンスさえ簡単に動かしてきます。
揺れがあれば、タンスの上のものは、下に寝ている自分に落ちてくる可能性もあります。
あとは神棚とか、とにかく寝床に入った時に、いつもの風景でも、しっかりあたりを見まわして、落ちてきそうなものがないか、不安定なものがないか確認してみてください。
2.自分自身が怪我をしないこと ですが、
これは自分が非難する時も、誰かを助けるためにもまず大事です。
先の転倒やつまずきもありますが、災害の種類や部屋の構造によっては、窓ガラス、ドアが壊れるなどの被害がでることも想定されます。
寝ている時は「裸足」です。
割れたガラスや何か倒壊したものを越える時も、まずは「足」に気をつけてください。
寝る時に靴を用意し、置いておくのもひとつではありますが(台風など予測が付く場合は、あってもいいかも)、普段でもスリッパやルームシューズ的なものは側においておいた方がいいと思います。ほんの数メートルも移動できない状態もあるかもしれませんから、まずは自分が怪我をせず、脱出できるようにしておくことです。
寝室の状況よって様々ですが、できるかぎりの想像力をもって準備をし、少しでも安全におやすみください。
では、今宵も良い眠りを
このような睡眠環境についても
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