こんにちは。
マイナス1歳〜84歳までの睡眠サポーターのヨシダヨウコです。
時々なぜ84歳なんですか? 100歳とかじゃないんですか? と聞かれる事があります。確かにキリよく100歳とかでもいいのでしょうが、実は父が84歳なのでこの年齢にしています。だから来年は「85歳までの睡眠サポーター」になる予定です。
今回は高齢者の睡眠を少し書いてみようと思います。
高齢者という表現に多少抵抗感があるのですが、今回は表題との統一を持たせるためにこちらを使用します。
まず、年齢を重ねると一番先にみなさんがおっしゃるのは「夜間起きるようになった」です。
夜間に1回、もしくは2,3回と目が覚めトイレにおきる。トイレでなくても目が覚めてしまい、そのあと寝付けない、再入眠できないでお布団の中でゴロゴロしているという方もいます。
この夜間に起きてしまう「中途覚醒」の要因はひとつではありません。
その要因がわかればその対処をして、ぐっすりを手に入れることもできますが、この中途覚醒は少し厄介かもしれません。全体的に誰にでもいえるとすれば
「老化」があります。
年をとることで睡眠自体も老化するからです。
睡眠も老化するの?
睡眠も私たちが年をとれば、それ相応に老化していきます。
赤ちゃんの時と同じように眠れないはそのためでもあります。細胞分裂が盛んでエネルギーに満ち溢れた状態ではなく、だんだんと省エネモードに移行しているわけですから、カラダもそこまで求めていないのかもしれません。でもここで気持ちだけ『昔はあんなに眠れたのに! もっともっと眠りたい! 眠れるはずだ!』と思ってしまうと自分の睡眠と自分の気持ちにギャップが生じてしまいます。
高齢の方にお会いすると非常に多くの方が睡眠導入剤的なものや睡眠薬を処方されています。お薬が一概にダメ!という訳ではありません。ただ飲まなくてもよさそうな方まで飲んでいるような印象を時々感じることがあります。
夜間に起きてしまう、眠りが続かない
悩みの解決はお薬でもできると思いますが、もっと身近な生活リズムの見直しでも十分できると思っています。
例えば、ご高齢の方の昼寝。
とても長く寝ている方がいます。朝ごはん、昼ごはん、そして夕食。すべて食べた後に少し寝ているなんて方もおいでです。それも結構長い時間寝ているようです。1時間とかそれ以上の方もいます。こうなるとどこかメインの睡眠なのかわからなくなってきてしまううえに、1日かけて「眠りたい欲求」を貯めておきたいのに、ちょこちょこそれが放出されてしまいます。貯めておきたい「眠りたい欲求」もない状態では、やはり夜間に「ぐっすり」が減ってしまいます。
他にも活動量が減ります。
仕事であちこち飛び回る、趣味のスポーツで汗を流す、など活発な活動時間もおのずと減る傾向があります。その分筋肉量も減りますし、意識していない限り「動」の時間はどんどん減ってしまいます。
「静」の時間が増えるとどうしても「暇だ」「することがない」そしていつの間にうつらうつら……。
ご本人的には「寝てませんよ! 目をつぶってただけです!」と言うかもしれませんが、やはり寝ていることも多いですよね。
基本的には歳をとったからとって変化するわけではなく、日中はできるだけ活動して、人と会話したり笑ったりしてコミュニケーションして過ごす。そして夜に集中して眠る。これが基本です。
それも意識しいないとなかなかできないこともありますが、生活リズムを崩さないことは、カラダの調子を整える大事な要素です。
ぜひ、見直してみてください。
では、今宵も良い眠りを。
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