こんにちは。マイナス1歳~88歳までの睡眠をサポートする快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
今年の春から「横浜をつなぐ30人」という、まちづくりプロジェクトに参加していました。このプロジェクトは町の未来を話合い、その中にある課題や問題を自分たちでチームをつくり、実証実験を行っていくものでした。
さまざまな議論やワークを通して、横浜をつなぐ30人は「まちの同級生」という意味を持つようになります。そのおかげで、一番最初のゼロミーティングの時からみれば、本当に時間を共有するだけでなく、多くのことを周囲から教えていただき、「まちの同級生」がしっくりくるようになりました。
さて、何をする?
チーム編成時期にちょうど仕事や出張が重なり、チーム迷子になりそうな時に、とある方が「避難所の睡眠に関することを調べています。わかりますか?」と尋ねてこられました。避難所×睡眠? ほう。その切り口あんまり聞いたことがありません。そこでいろいろ自分でも調べていたところ、すぐに専門家の話を聞く機会に恵まれました。
そんな偶然も重なり、これこそが道か!と確信して、防災をメインに据えたチームに入れていただくことになりました。
チーム名は「スヤボウ」
なぜなら「すやすや防災」だから。
地域防災や避難について語る場合はとてもたくさんの切り口があります。避難所の設営、備品の選定、確保、人員配置などは主に自治体の役目です。それに素人がそこまで大きな部分に携わるのも難しく、自分たちが困りそうなことや、すでに避難経験のある方が困ったことを考えてみてみました。

避難所はカラダを休めるところ
データなどを調べてみると、災害が起きた時にその災害で亡くなる人と災害関連死として後日持病の悪化などで亡くなるケースの方がとても多いことに気づきました。
それはとても悲しいことです。
避難ができたのであれば、元の生活に早く戻れるように復興をする意欲と体力を養うために「避難所」が休養できる場所にならないか考えました。
私自身は東日本大震災の時に都内の会社にいました。次の日がちょうどイベントでしたが、中止の知らせが届かない方のために帰宅を見送り、会社に泊まることに。どこで寝るか考え、自席のあるところで椅子をつなげて眠るにも安定せず断念。床に寝ようしましたが、あまりの冷たさにこれまたココロ折れ、そして最終的に大きな会議テーブルの上で新聞紙と借りたブランケットで寝ました。
この時の経験から、床などで寝たりする痛さや寒さなどは、一度、平時の時にこそ経験しておくといいと思っていました。
それがスヤボウでの実証実験のスタートです。
床で寝る体験
床に直で眠る。
何もない状態で避難すれば、そのまま眠ることになります。
実証実験では、まずはそのまま床に寝てもらいました。そして、その後に段ボール、新聞紙などいくつかのアイテムを使い、工夫して寝床を作ってもらいました。

その後には、最新の防災備品を使ってみて、よりグレードアップした寝床を体験するなど、自分たちがどうしたら寝やすくなるかを自分たちで考え、時に別のチームを参考にしたりしながら行ってもらいました。
そのあと私の方から安眠に役立ちそうな情報と、カラダを緩めるためのストレッチなどを行ってもらい、平時でも役立つ眠りのミニ講座をお伝えしました。
この「防災ねるキャンプ」はこれから多くのところで開催したいと思っていますし、希望があればお声がけいただきたいとも思っています。
災害に関しては誰も分かりません。
どんな状況でもしっかり眠ることは必要です。
そんなことをふと思い出すきっかけにしていただきたいと、これからもスヤボウチームは活動して参ります!
では、今宵も良い眠りを。
気になる方は遠慮なくお問い合わせください。














