こんにちは。マイナス1歳~88歳までの睡眠をサポートする快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
先日、夜中にあった青森を中心とした地震、被害などなかったでしょうか?
まだまだ余震などもあるかもしれませんから、お気をつけてお過ごしください。
地震もそうですが、火災、水害、台風など災害と呼ばれるようなものは、いつくるか誰にもわかりません。そして何処で被災するかもわかりません。
そのため、家にたくさんの防災用品があっても出先で被災した場合は、着の身着のままということになります。先日ご紹介した「防災ねるキャンプ」は、そのような状況をイメージして皆さんに床で寝る、あるもの(例えば段ボールとか新聞紙など)で寝床をつくる方法などをご自分たちで工夫してもらう実験でした。
その時にお声をいただいた中にも、「普段から何かもっていた方がいいよね」という声でした。
確かに。毎日会社に行くのに防災用具一式を担いで移動することは無理でも、なにかひとつかふたつくらいは平時にも役立ち、被災した時にも使えるフェーズフリーなものを考えておく必要がありそうです。
ちなみに私は、ストールと笛は必ず持ち歩きます。ストールは防寒やケガの時には止血、さらにどこかで眠る時も枕や掛けて寝ることもできます。笛は鍵と一緒につけているので常時持ち歩いています。
何か持ち歩いているものありますか?
避難所・避難生活学会に参加してみて
普段は睡眠に関しての学会に参加することがほとんどですが、今行っている「防災ねるキャンプ」を主としたスヤボウ(すやすや防災)の活動のためにも、もっと避難所のことや防災について学びたいと思い、先日は「避難所・避難生活学会」に参加させていただきました。
避難所とひと口に言っても、とても多くの人が関ります。
避難してくる人たちをいかにスムーズに受け入れるか、安心した場所をどう作ればいいのか。人の連携、物資の調達、そして安全面、復興への道など。さまざま課題を同時に行う必要があることをあらためて学びました。
そして自然災害の多い日本だからこそ、急務であることもわかりました。
来年には防災庁の設置も検討されていますが、今までの避難は、どうしても自助、共助に頼るところが大きかったように思います。それ以上に、それが普通と考える部分もありました。
ですが防災先進国と言われるイタリアの状況などを聞くと、あまりにシステム化された方式に驚かされますし、災害関連死という概念もないそうです。つまり避難した後は、誰も亡くならないとい考え方です。
日本は被災した時に(災害の種にもよりますが)被害で直接亡くなるより、災害関連死で亡くなる方の方が多い状態です。さらに公表された数値の何倍もの方が亡くなっている可能性もあるそうです。
これは防げるはずです。
問題はたくさんあるにせよ、とにかく平時、有事に関わらず私たちは「しっかり眠る」が基本です。しっかり眠ることができれば、ココロがくじけず、前を向けます。そしてカラダのリカバリーができれば、新しい未来を創ることができます。そのためにも床で雑魚寝するのではなく、しっかり眠れる環境をフェーズフリーでつくることが大事になると考えています。
ほんの少し、幅を広げて想像してみてください。
どこでどんな風になっても、あなたの命を守り、しっかり眠れる場所とはどこか、そしてどんなものがあればいいのか。ご家族含め考えてみてくださいね。
では、今宵も良い眠りを。














