こんにちは。
マイナス1歳から87歳までの睡眠をサポートする快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
まだ暑い日はありますが、少しずつ山の方は木々が色付き、初冠雪のニュースも入ってきました。眠りやすい気候のせいか、なんだかいつもより睡眠時間が長くなっているヨシダです。
少しでもゆっくり眠ることは私にとって至福と思えるのですが、人によっては、その寝ている時間がもったいないと思っている方々がいらっしゃいます。
理由としては「その時間がもったい!」
7時間も寝るなんてもったいない! それだけの時間があれば仕事も進むし、自分の自由時間も作れる。そう考えているのかもしれません。
ただ、睡眠のサイクルや時間は動物それぞれが異なった特有の眠り方をしています。
例えばキリンは4時間くらいの短い睡眠です。あの大きなカラダを維持するために、捕食に時間を取られる理由と、長い脚を折って寝ている時にとっさに起きることができず天敵に狙われやすいこともあり、必然的に立っている時間=活動時間が長くなるという状況もあるようです。
人間は大昔に比べれば安全に眠る場所を確保して、さらには温度調整までして眠れるわけですから、他の動物たちより睡眠状況が良くて当たり前のように思えますが、逆に眠れない、眠ろうとしないなど、不思議な現象になっているような気がします。
光、ライフスタイルの影響などいろいろありますが、働き盛りの人であれば7〜9時間の睡眠が望ましいとしても、日本の人は勤勉さの裏返しで、いまでも私がみなさんと講演などでお会いてお聞きすると、だいたい6時間くらいの方が多いように思えます。
少ない人は3時間という人も。
体質的に短時間睡眠の人は、ほんの一握りです。あとは、無理しての短眠かそう思い込んでいる場合もあるかもしれません。
睡眠はなんのために?
眠りは何のため?と聞かれたら、なんと答えるか。
これは、たくさんありすぎて、一言では難しいですね。
ものすごくザックリまとめるとすれば「起きている時間をめいいっぱい楽しむため」と答えるでしょうか。
眠りはバックヤードの時間です。自分のカラダを大きなショッピングモールに例えたら、閉店後の時間が睡眠の時間となります。
商品の補充そして整理。備品のメンテナンス、壊れた場所の修繕作業、どれも人のカラダの中でも同じような事が行われていると思います。
整理したり、修復したり、補充の時間を短く、それもタイパ良くなんてできないですよね。それなりの時間を要するものを、勝手に短くすれば、どこかに不都合が生じるのは必須。
だからこそ、必要な時間をカラダと脳に与え、しっかり自分自身のメンテナンス時間とすることが大事になるのです。
どうか秋の夜長、自分自身を労わり、最高なコンデションを作り上げてください。
では、今宵も良い眠りを。
睡眠によるパフォーマンスアップのための講演などを企業様、団体様向けに行っております。
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